ヴィーガンズ・ハム
話題の映画★
これ、大丈夫ですか?って心配になるくらいのものすごい映画でした
グロは中程度
スプラッタは小程度
ブラックユーモア最恐
ジャンル、コメディホラーです
コメディなの。
フランス映画ってたまにぶっ飛んでるよね
ありとあらゆる方向へ喧嘩売ってるようにしか見えないのに
終始BGMとか陽気かつハードボイルドでコメディ調
詳しくいこう!!
あらすじ
肉屋を営む倦怠期の夫婦、ヴィンセントとソフィー。
ある日、店がヴィーガンの活動家たちに荒らされ、ヴィンセントが犯人の1人を殺してしまう。
死体処理に困ったヴィンセントはそれをハムに加工するが、ソフィーが勘違いして店頭に出すと人気商品になり…。
あらすじがすでにすごいんだけど。
これ、90分映画なんですが、観終わった後はそれ以上の疲れを感じていました
重苦しい映画だったからではなく、なんだかとにかくつっこみどころが多くてです
かなりブラックな内容なのに、くすっと笑えるシーンや、もはやこちらがその表現大丈夫ですかぁぁ?!?て心配になるレベルで。
夫婦が人肉を手に入れるまでの過程と、感情のゆらぎ
最初は、旦那側はわりとヘタレで、鉈を振り回しつつもやっぱり殺人無理!てなるんだけど、人肉のうまさにも気づいてしまったし、店も繁盛するし、過激派のヴィーガンだからいっかみたいになり、だんだん殺し方や、罪の意識が薄れていっていく様が表情でわかる。
その殺人が軽快な音楽でさくっと流れていく。
優しい表現というより、わりとがっつりヴィーガン批判やカニバリズムについても演出されている。
言葉のチョイスがセンスある、BGMもしかり。
肉屋なのに、過激派ヴィーガンに混ざって「Vぱわー!!」とか言って友達の店襲う。
嫁が誘惑してきた男を、最高の肉は?「神戸牛!」からのリラックスした状態で殺すことによる「神戸ヴィーガン」を作ろうとかw
その言い方が大変なことしているのに、観ているこっちはくすっと笑ってしまうシーンすらもある
罪の意識とは。
ちょいちょい殺しのシーンでのBGMも最高である
なにはともあれ、みてるこっちがヒヤヒヤするブラックジョークをみる映画
肌の色や人種などなども含めて、全方位喧嘩態勢なわけだけどよくこの映画出せたなぁ・・
ちょっと食傷気味になる可能性は高いですが
ブラックユーモアあふれるこちらの映画をワインとハムのお供にどうでしょうか??