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映画の感想と写真と、日々の徒然。ピリッと辛口。

【アナキン愛でる会代表アラサー】可愛さを取ったら生意気だけ残りました。

STAR WARS エピソード2 クローンの攻撃

 

 

えええええ。

あれから10年たってアナキン大人になってた!!!

ということで、こちらの制作は2002年!

相変わらずの最新技術で、ここまでくると前回の粗削りなCGも少なくまさに

最新鋭でした。

素晴らしい。

 

今回フォーカスしたいところは【成長】

パドメも大人になり、純粋さにプラスしてやはり大人の女性として愛に目覚める

当たり前の成長だけど、少し悲しくもある成長

ピュアさがなくなっていた

 

アナキンの成長はめざましく

パダワンとして、フォースの扱いや剣技に関しては師匠オビ=ワンと戦えるほどに。

嬉しい反面、あれ、可愛さなくなっている

前回の純粋さや素直さどこいった

そんな子に育てた覚えはない。。。

役者のヘイデン・クリステンセンの演技が素晴らしい

なぜなら、めちゃくちゃ表情に闇を纏っている

環境と年齢からくる、不安さや危うさ、寂しさも含めて、少し自信過剰なところがすべて含まれて、複雑な心境がうまく表情に出ていると思いました

 

今回さらにピックアップしたいのがオビ=ワン・ケノービ

前回パダワンから昇格しジェダイとなった彼はアナキンの師匠になる

クワイガンより託された意思によりアナキンを育てるわけだが

「過保護」すぎる

にも、関わらずアナキンの話を実は聞いていない。

アナキンとすれ違ってばかり。真面目でアナキンを想うがゆえに

過干渉な師匠と化す。見てて、違う違う!そうじゃないだろ!オビワンと叫んだ。

ジェダイ評議会もアナキンを単独任務に送り、なぜか実働部隊として毎回戦地で戦うオビワン!それがよくないのよ!一緒に行動しなさいよ!と思わずにはいられない。

いつも戦地で頑張ってるのオビワンだからね??

オビ=ワンVSグリーバス将軍の戦闘(見どころ)もそうだし、エピソード1からもそうだけど、なんでジェダイみんなライトセーバー吹っ飛ばすの問題。

柄だけとはいえ、みんなすぐライトセーバー吹っ飛ばされる。

ちゃんと握りなさいよ。侍が刀を落とすんじゃない!と言いたい笑

特に戦闘が多いオビワンはすぐライトセーバー吹っ飛ばして窮地に。

そんな真面目オビワンとアナキンのすれ違い

ここがかなりの分岐点だったと思う

 

だからこそ、思わずにはいられない。

クワイガンが生きていたら。。。

そんなマルチバースばかりを考えてしまう。

生きていた世界線があれば、アナキンは暗黒面に堕ちなかったのではと。

アナキンの抱えていた問題を緩和出来たのではないかと。

 

そんな孤独なアナキンに寄り添ったのが、まさかのシス卿だった。

アナキンが欲したものを与えたのがシス卿だった。

なんとも悲しい事実だし、これは新興宗教にはまる構図と似ているね

 

ほぼほぼストーリーよりもこの師弟関係についての感想になってしまった

スターウォーズは戦争の話ではなく、やはり人間関係の話だと思う

 

個人的にはエピソード1のほうが見ていて楽しかった

ラスボスの存在としてのドゥークー伯爵ももちろんよかったけど

モール卿にはビジュアルが劣るからね

闇をはらんだアナキンはどうなってしまうんでしょうか。