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映画の感想と写真と、日々の徒然。ピリッと辛口。

何が怖いかってゆうと、人の残忍さ

ガール・イン・ザ・ミラー

 

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久しぶりにだらっと見れるホラーな気分ということで

ティーンホラーのようなこちら!!

 

主人公のマリアが本当に美人です

そして、ロケーションはどこかわかってないですが、雪の降る地域でお家の内装も素敵

というか、お金持ちなんやろうな。て感じ

マリアが化粧なしでも美しいので、ホラーテイストにぴったり

もはや、なぜ学校でいじめられているのかが語られていないので謎

確かに内向的な性格の美人は疎まれやすいかもしれない

そして、親もすごい

「出来損ない」とし「娘に化粧をして最高の自分で学校へ行け」など

父親がいうものだろうか

と、思ったら父親は整形外科かよー

美的感覚が異常値なんだろうな

そして、極めつけは「誕生日プレゼントは整形」

これでは子供が自分を好きになれない理由がわかってしまう

悪気がなくてもこれは虐待の何物でもないかと思ってしまう

思春期の彼女にするべきことだろうか

整形は自らの意思であるべきだ

ありのままの自分を好きになれとは言わないけれど、そこにいたるまでの悩みは自分で抱えるべきだと思う

 

「私を信じて」

て、映画とかリアルでもよく言う人いるけれど。

実はこのセリフが一番信用できないのではと思う

「嘘じゃない、私を信じて」の使い方ではなくて、

「私のいうことは、することは間違いじゃないよ、だから、私を信じて」

の使い方には相手を操ろうとする何かしらの意図を感じる気がする

相手を懐柔して自分を信じ込ませるのだ

今作においても、いろんな人がそれを言う

怖すぎる

心が不安定な時の優しい言葉は怖いね

 

鏡の中の私より周囲の人間が怖い

本来鏡の中の人物が一番の恐怖対象であるにも関わらず、

周囲の人間がクズすぎて、そちらのほうが恐怖対象で

いいぞ。やれやれって思ってしまう

ストーリー展開は斬新なこともなくありきたりではあるけれど

ホラーというより復讐劇としては面白かった

ティーンなポップな作りではなく、

もっとそれよりも悲しい理由があって、最後は救いも難しかったんだろうな

 

同級生の高校生たちが全然高校生に見えないことを抜けて割と見れる映画でした!!

最後の演出はおもしろかった