cinematic_chilli_pepper

映画の感想と写真と、日々の徒然。ピリッと辛口。

癖つよ。狂気をはらんだファンタジーコメディ

チャーリーとチョコレート工場

 

 

新作が出るので、満を持して復習してみる。

ジャンルは、ファンタジーコメディらしい。

確かにジャンル分けが難しい作品ではあると思う。

出来れば。「サイコ」も増やしてほしい。

ファンタジーサイココメディ

 

総評:

実は私はそんな好きじゃない。

という、前提のもとに今回は行きましょう。

 

 

ティムバートンの演出はすごくいい

ファンタジー感が出ているし、画面の見せ方もうまいなって思う

最初から引き込まれる

序盤の工場のゴールドチケットを得るまで、そして、工場入口導入まではファンタジー感も強くて、みんな好きそうだなってイメージ

つかみはOKだ。

 

ジョニーデップ(ヒゲなし)のチャーリーがサイコパス味強い

褒めてます。

ティムバートンのちょっとした不気味な雰囲気というか、

主要人物チャーリーの破天荒?なところが見た目でもわかりやすい

しかしながら、チョコレートを作る工場の社長としてはいささかホラーすぎる

そんなサイコパスチャーリーをさらにより深くさせているので、

(ドゥークー伯爵の)父親との関係性である。

抑圧された過去によるチョコレートへの渇望

すごくいいよね

 

ウンパ・ルンパを理解できない(笑)

友人は「ウンパルンパが一番好き」と言っていた

まじですか。。ちょっと怖くないですか?

私は幼心にちょっとした恐怖の存在だった

ちなみに165人のウンパルンパがいたらしいです。

人気たらしめる存在であるが、恐怖の存在でもある。キーキャラクターだ。

でも理解できない。。

 

癖つよの子供5人

そんな癖つよに囲まれた本作だが、

工場に呼ばれた「癖つよの子供たち」

上記二人もさることながら、この5人もなかなかだ。

いい意味で全員むかつくのだ。

チャーリー側もおかしいけど、子供側もおかしいから

多少のひどいことも、「まぁ、こいつらならいっか」という気持ちで見れる

ありがたい。

 

狂気のチョコレート工場を見学しながら

最終的には「Family」というところにオチを落としたのは素晴らしいと思った

多少の癖つよも許せそうな和解の展開でした

 

2005年の演出としては、そこまで古さも感じなかった点もよかった

チョコレート工場というからには、ふんだんにチョコレートが出てきている点もよかった

 

周囲の評価はとても高い映画ではあるが。

正直今一つ乗れていない自分がいる。

やはり感情移入がしにくいと自分の中ではあがりにくいな。