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映画の感想と写真と、日々の徒然。ピリッと辛口。

チャッキー?いいえ、ターミネーターです

ミーガン

 

 

2024初映画はこちらになりました!

めっちゃ待ってました「ミーガン」です

チャッキーの後釜なんて噂が聞こえてきますが、全然違った

ちなみに、めっちゃ好きな内容でした。

めっちゃおもしろかった。

ぜひおすすめしたい映画でもあります!!

2024年初映画でとてもよかった。

 

ケイディという子

ケイディは本作における、キーパーソン

両親を事故でなくし、とたんに自分も独りに。

そんな厳しい環境に突然なってしまった彼女だが、そもそも・・・。

ケイディの性格がよくない。視聴者はケイディに感情移入はしにくいだろう。

なのでかわいそうとか、そういう感情が彼女に沸かないのだ。

話が聞いていると、どうやら学校にも通っていなかった??

ちょっと環境にもともと過敏なところが彼女にもあったんだろうと推測。

そんな彼女が、保護者替わりのジェマとうまくやれるはずもなく。

与えられたミーガンに依存してしまうって流れ。

 

そもそもケイディファミリーの仲もよかったのか謎表現。

もとの暮らしにそもそもケイディが愛情をもっていたのかのも謎表現。

作中には、「いい思い出がない」なんてわざわざいう必要があったのか。

プレゼンの際には、いいストーリーにまとめていたわけだが。。

そんなわけで、ケイディにいい印象がない中、物語が進んでいく。

ミーガンとどんどん信頼を築いていき、周りへは反発。

ミーガンを取り上げられると癇癪といったとんでも少女。

ミーガンを他人を傷つけていたとしても黙認?

これいかに。。。

 

愛着理論とは。

愛着の形成

愛着は英語でアタッチメント(Attachment)と書きますが、これにはもともと、小さなものが大きなものにくっつく、付着するという意味があります。

愛着は乳幼児が自分では対処できないような危機的状態に置かれたとき、あるいは不安を感じるような状況に置かれたとき、養育者との接近を求める形で自己の生存と安全を確保しようと作用する特徴があります。

例えば、お腹が空いたとき、乳幼児は自分の食事を作ることができません。

このままの状態が続けば餓死してしまう恐れがあり、養育者に自分の危機的な状態を伝えようと泣くことで、母親はそれに気づき、ご飯を作って食べさせることができるのです。

そして、このようなやり取りの中から、養育者は自分に愛情を持っており、自分を守ってくれる存在だという信頼を形成していくのです。

ということで、

作中児童保護?担当者も言っていたが、

本来次に現れた保護者的存在のジェマに対して愛着がわき

信頼関係を築いていくはずが、ミーガンがその対象になっている

子育てどころじゃないジェマからすると好都合であったがそれが思わぬ展開へ。

 

杜撰な管理

今回は、これに尽きるのでは?

そもそも、発表前の作品(ミーガン)なのに

バンバン外へ出ている上に、人目にもついている。

開発技術が外に出なければいいのかもしれないが、それにしてもうかつなのでは?

そんな中、ミーガンが暴走したとしても、人形なんで!おもちゃなんで!

って、独立型AI搭載の人形がおもちゃ置き?なるところにとまっているはずがない。

そして、人の力で「電源OFF」しても独立で「ON」に出来る仕様はこれいかい。

その機能は修正するべきだったのでは?て最初から思っていたけど。

映画だしSFだしホラーだから、そこも魅力の一つではあるが、

いくら大企業とはいえ、おもちゃメーカーで超最先端AIロボットがこんなにも簡単に生まれるだろうか。。。

今後の展開を思えば、確実にオーバーテクノロジーを生み出している。

す・・・すごい・・!

後半戦は最高におもしろいです。

だんだんとミーガンの異常さに気づく周辺。

ミーガンの暴走。

予告編でもあった「ミーガンダンス」からの殺戮。

いい展開だった!

 

いや、それターミネーター

どんなに電源「OFF」してもとまらないミーガン

なぜなら、「私のユーザーは私」

見た目もボロボロになりながらも襲い掛かってくるミーガン

チャッキーというより、ターミネーター感がすごくて

テンションがあがります。

内容もキレイにまとめられていてめっちゃおもしろかった!!

 

今作、登場人物はみんないい人とは言い切れなかったし、

最後の最後に絆みたいの生まれてたけど、そんなの関係なくて

ミーガンの暴走と魅力を見る映画でした!

 

 

photo:ブラムハウスの展示場にて