貪る。
B級でもいい。
そこにしっかりとホラーが存在するば。
というくらい肩透かしを食らうような映画
息子が病気のため治療代を払うために
女で一つで海外で出稼ぎする主人公の話。
設定はいたって普通です。
雰囲気だけで言えば幸薄い主人公に対して、「何か」が近くにいる表現
ああ、なんかいるーて一瞬見えたり、いつでも襲ってきそう気配があって。
「あ・・くるな」
て思ったら来ないんかい!!!みたいな演出が多すぎる
カメラワーク的に「くるか、くるか、こなーーーーい」
の連続すぎて正直気持ちが萎える
期待していたホラーはそこにはいなかった
後半主人公が壊れていくと同時にどんどん不思議現象が見え始めるんだけど
それも最終的に理由を知ってしまうと結構謎で。
なんの関連性もない幻覚が見えている
うーん、わからん。
根本的な問題
この映画はホラーテイストというより、困窮により心の闇のような部分が
核心としてあって、別に幽霊が悪さするとかそうゆう話ではない
全ては追い詰められる絶望に出会った彼女の中でだけ起きたリアルと妄想なのだ
と思うと、怖いというよりもなんかまた別の嫌な気持ちになる
主人公の女性が、知らない国で一人で頑張るのは大変だけど
ちょっとうかつすぎるなって思ったり。主人公に感情移入もしづらい。
あと、登場人物のレストランの女も男も嫌な奴なんだよなぁ
なんでこんなみんな嫌な奴なん?!
見せ場としてもあまり盛り上がるシーンがなく終始退屈だった