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映画の感想と写真と、日々の徒然。ピリッと辛口。

【ドラマ】YOU-君がすべてーにおける、ベックの人物像

YOUー君のすべてー   シーズン1

 

Netflixドラマ『YOU ー君がすべてー』シーズン1-4感想|sycamore_aoi

 

前から気になっていた作品

なので、あまり前情報を入れずに視聴

男がやばいサイコパスで、あらゆる手で彼女をモノにしていくストーリーだと思ってました!!

まぁ、間違ってはいないけれど。。。

そんな今作、シーズン1は、女側である、グィネヴィア・ベックの人物像について!

思うことがたくさんあるので、語ろうと思います!

 

物語のはじめにおけるイメージ:

これはわかりやすい

趣のある本屋さんで、店員と客として出会い、もちろんピュアな彼女として記憶される

ありがちなストーカーの妄想像

これは、わかる。展開としてめっちゃわかる。

まぁ、個人的な意見で言えば、あまりベックはピュア側の人間に見えない

↓    元カレによる真実の暴露

大学の教授について仕事をしていて、そのおかげで家賃補助なども出ているはずなのに、彼女は課題を提出しない・遅刻する

彼女の本質的な怠惰な部分やだらしない部分、自分をよく見せたいという傲慢さがにじみ出ている

それにも関わらず、彼女の行動は謝罪ではなく。。。何かしらの理由をつけ、自分は可哀そうな存在だと演出づける

そういった「庇護欲」をかきたてられたゆえのストーカー(主人公)を引き寄せてしまった

そして、彼女の場合はとてもわかりやすくて、言葉による貶めがすごい

誰でも簡単に身体を許せるのに、ジョーに対しては「キープ」

こういったところから彼女の軽薄さが伺える

もうこの時点で、かなり当初のピュア像が薄れてきているだろう

ジョーの中ではまだ微妙だが。。

 

中盤:

ストーカー目線かと思いきや、利己的な彼女の視点からのストーリー展開

ストーカーであるジョーはあらゆる手で彼女に近づこうとします

正当なストーリーとして、気持ち悪いし、狡猾だし、むしろなんでばれないんだ!!と思いながら観る。ただ、そこにおける気色悪さより、その優しさ(ストーカー)に甘えてどこまでもわがままなベックへのいら立ちが強い

例えば、ピーチとのこと。あんだけわかりやすく他人に対して辛辣なのに、なぜ自分にだけ甘い人には気づかないのか。仲間内でさえもわかりやすく出てるよ~!て思うんだが。

会話していて相手のことを思いやった台詞ではなく、「私ってば、こんな女だから。許して。でも、嫌わないで」そういったものが見え見えである

常に相手を気遣うシーンがないんだ。これは人として一緒にいてつらいだろうなって思う。恋人が傷だらけなのに、一切触れないのも怖いw

作家志望なのに、あまりにも書いているシーンが少ないところか、毎回「提出されていない」と釘を刺される

うまく立ち回ろうとして、うまくできていない。大学デビューなのかな。。。?

 

終盤:

覆る展開

ここまでくるともうベックの嫌な女がフルスロットルしてます

ジョー自体も、傷心を抱えながらもカレンといて「幸せ」を感じていると言っていたのに、そんな男性に連絡したりするベック

これはもう疑いようのないベッククソ女

相手の優しさや未練に付け込んで、それを利用しまた何かあれば突き放すのだろう

これはジョーを責められないよな

カレンはとてもいい人で、ジョーにはもったいないよ!と、別れ際に思う

にも拘わらず、今度は元カノを探り始める

そして、セラピストと寝ている、、、だと。。。?

それなら、カレンとの仲を壊すんじゃねぇ!!!どっちがサイコパス野郎だ!という感想です。

 

結論:

ベックは自分を他人より上の存在と思っていて、周りを思い通りに出来ると思っている

そして、作家志望のくせに観察力がないせいで、すべて空回り

これはとても致命的

そして、他人への優しさが全然見えないため、ストーカーされて可哀そう!てならない。嫌な女!!

今更過去のことなんて言われても誰も納得できない

 

 

ん・・なるほど。

もはややばい男女が適材適所でくっついてくれたほうが平和

執着は怖いなぁ。

こんなにも誰にも感情移入できないけど、先をみたドラマは初めてだ